あなたの美容室が繁盛する事を応援します!
・現役美容室経営者
・購買心理アドバイザー
高校卒業と同時に美容室に入社し人生の中で唯一挫折せずに続いている仕事、美容師経営者になり、視点が変わりどうしたらお客様が集まるか物が売れるかを人間心理から考える、購買心理アドバイザー
常に他に奉仕しながら髪に対して心を込める
そんな意味を込めた
常奉髪心
心の壁を取っ払う
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
昨日から高校生の新人が入社し
元気に働いております。
やはり若い子は吸収が早いですね
ちょっと教えただけで
どんどん覚えていきます。
ウチは年配のスタッフが多いので
こう言った所は教えるのは楽ですね
ベテランの貫録と若いスタッフの元気で
もっともっとお店をよくしていきたいと思います。
さて、昨日入った子は
まだ高校生でバイトとして入ってきました。
夏休みはみっちり仕事をして
9月から学校が始まったら
土日だけ出勤して
来年の3月に高校を卒業したら
そのまま入社してくる予定です。
ですがお客様にとっては
そんなの関係ありません。
もうフロアに立ったら
若かろうがバイトだろうが
パートだろうがオーナーだろうが
1人の美容師です。
そしてウチのお店では
スタッフ全員あだ名がついています。
面接の段階で採用が決まったら
出勤初日までにあだ名を考えといて
と言って考えてもらっておきます。
名前からもじったり
好きな食べ物や音楽
趣味、漫画のキャラなどから由来させたりと
発想元は様々なんですが
ウチのお店でしか呼ばれない
美容師ネームを決めて
常にその名前で呼びます。
私がアシスタントだった頃
「能重さん」と呼ばれていて
何か他人行儀でいやだな
と常々思っていました。
一枚壁を感じて
その壁以上は踏み込めない存在というか
抵抗を感じていました。
私は基本極度の人見知りなので
そういった壁が出来てしまうと
それ以上踏み込む事は出来ないし
しようとしません。
ですが共に仕事をしていくのであれば
そうも言っていられません。
それを打破するには?と考えた時に
下の名前呼び捨ては
友達ではないんだし
メリハリはしっかりしたいので
何が良いんだろうと
たどり着いた場所が「あだ名」でした。
これは雇われ店長だった時代から
15年くらい続けていますが
自分なりに気に入っています。
スタッフとの仲も良くなるし
お店でしか呼ばれない名前だから
仕事とプライベートのメリハリが
つくようになります。
そしてこれは偶然の産物なのですが
お客様から意外と好評だという事です。
スタッフ同士が呼び合っているのはもちろんの事
チラシやサイトなどのスタッフ紹介でも
全てあだ名で表記しているので
お客様も自然とそのあだ名で
呼んでくれたり指名をしてくれたりします。
お客様との心の距離が近くなり
親近感を持ってもらう事が出来ます。
全く同じ価格帯で同じような技術であれば
絶対に親近感がある方を選ぶのが
人間の心理です。
そうやってちょっとでも敷居を低くして
お客様が来店しやすい空間を
演出する事も集客の大事な一つですよ。
あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。
追伸
お客様の心理を上手く利用して
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2017年7月31日(10:40 AM) | カテゴリー:購買心理学
言い訳できる理由を用意してあげよう
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
まだまだ九州は雨の予報だと言っていましたが
関東は連日真夏日で
溶けそうなほど暑いです。
ですがそんな夏の暑さにも負けずに
自分が更に熱くなり
売上アップに取り組んでいきましょう。
あと10日もすると
学生さんは夏休みに入り
そろそろボーナスが出ている会社も
あると思います。
これから夏休みに向けて
一気にお休みモード全開になってきます。
という事は財布のひもが
緩くなってくるわけです。
ですが何でもかんでもというわけではなく
「遊びや旅行に関してだけ」
緩くなるんです。
だとしたらそこに便乗しない手はないですよね。
ただ単に「カラーキャンペーン」とか
「縮毛矯正フェア」みたいな集客が
目につきますが
そんなキャッチコピーでは
誰も来やしません。
人は言い訳とか理由とか納得できる材料を探しています。
例えばちょっと良い物を食べに行ったり
普段は受けないエステを受けたり
ブランド物を買ったりするときに
「普段頑張っている自分へのご褒美」
なんて思ったりしませんか?
別に普通に食べに行けばいいし
施術を受ければいいし
買えばいいんだけど
何となくそうやって無理やりにでも
自分が納得する為に理由をつけたり
他の人に「そんな高い物かったの~」
と言われた時の言い訳の為に
理由を用意しておく
そんな事が日常に多々あります。
今あるのにストックですぐに必要でない
電池やティッシュなどを買い溜めたりするのに
「なくなったら困るから」とか。
別に1日くらいなくても次の日に買いに行けるから
大して困らないんです。
でもそうやってさも正統そうな理由を付ける。
「何でこんなに服かって来たの!?」
「うん、バーゲンで安かったからね」
なんてのも良くある理由です。
逆に言えば自分が納得できる
人に突っ込まれても
正当な言い訳ができるネタと
セットで販売してあげれば
物は売れます。
梅雨だから縮毛矯正というのも
同じ理屈なんです。
だから業務用のちょっといいシャンプーと
トリートメントを
100円ショップの
旅行用ボトルに詰め替えて
旅行に行くならこれ良いですよ
と言ってあげれば
あ、「旅行」だから必要!
と買って行ってくれます。
旅行に行くのにそんな色でいいんですか?
旅行の朝って忙しいですよね?
このアイロンだったら5分でセットできますよ!
旅行、旅行、旅行
何でも旅行を理由にしてあげれば
「旅行に行くから必要だよね」
と自分を納得させる
十分な理由になるので
買ってくれます。
それは何も新しく旅行用の物を
仕入れなくてもいいんです。
今ある物をどう使ったら
旅行用として売り出せるか?
それを考えて販促物を作るだけで売れます。
是非やってみてください。
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2017年7月13日(11:13 AM) | カテゴリー:購買心理学
メニューにメリハリをつけよう
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
今大変困っています。
仕事用のパソコンで
この記事を書いているのですが
それ用にBluetooth接続のマウスと
USBで赤外線でつなぐマウスと
2つあるのですが
その両方共が全く作動しなくなりました。
どんなに設定をやり直しても
全く使えません。
今のパソコンにとって
マウスが使えないのは
非常に命取りになってきます。
使えなくなって
初めて気付きますが
これを考え付いた人は
非常に頭が良いですね。
よくこんなに便利な物が
思い付くと思います。
それだけ便利な物が使えなくなると
やはりとても不便に感じます。
人がお金を使う時というのは
どういう時だか知っていますか?
それは大きく分けて2種類あります。
1つ目は人は不便や不満を感じた時に
それを解消する為に
お金を使います。
腰が痛いから病院へ行くのも
お腹が空いたから食べ物を買うのも
売上を上げたいから
セミナーに行くのも
今の環境や状態に不便や不満を
感じているから
それをどうにかする為に
お金を使うのです。
もう一方は今不満や不便は感じていないが
もうワンランク上の生活を
手に入れたいと思った時です。
ブランド物が欲しい
広い家に引っ越したい
大きいテレビが欲しい
など今持っている物には
不満はないけどもう少し
良くなりたいというのがこれに当たります。
この2つ同じお金を使うと言う行動でも
心理的には全く違います。
今が不便でそれをどうにかしたいという
発想からお金を使う人は
とりあえず今困らなくなればいいからと
パッと買える安い物に飛びつきがちです。
腰が痛いと思い病院に行こうかと思ったけど
取り合えずドラッグストアで何とかなるかな
と思った事はありませんか?
お腹が空いたからと言って
いきなり高級フランス料理店には
行かないと思います。
今どうにかしたいから
とりあえずパッと手が届くものを
買います。
それに比べて1ランクアップしたい
という状況は
今の状況とどれくらい変化するのか?
本当にそれが価値があるのか?
という事を時間を掛けて吟味して
購入に至ります。
どういう事が言いたいかというと
あなたのお店にあるメニューを
そういったお客様心理で区分けをして
値段設定をした方がいい
という事なんです。
カットや白髪染めは
どちらかというと伸びてきたから
やらなければいけない
という部類に入るかもしれません。
そういったメニューはちょっと価格を下げて
お客様が集まりやすくします。
ですがデジタルパーマや
ヘッドスパなどは
どうしても今やらなければいけない
メニューではないですよね?
そういったメニューは
今日はちょっと贅沢しませんか?
といった感じで価格もそれなりの設定にします。
そうする事でお客様を呼ぶメニューと
利益をシッカリ出すメニューに分けます。
それだけで売り込むメニューを
明確に出来て利益を確保する事が
出来るようになりますよ。
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2017年7月8日(9:42 AM) | カテゴリー:購買心理学
あなたにしか相談できない
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
昨日は本店勤務で
非常に有意義な時間を過ごしました。
本店のスタッフは自主性が高く
どんどん自分から動いてくれるので
私は安心して自分の仕事に
没頭できました。
あ、支店のスタッフが
ダメだという話ではないですからね。
本店の方がスタッフが多いので
私はあまり接客する場面が無く
ゆっくりパソコンに迎えるのですが
支店は2人スタッフを切ったので
私がメインでハサミを握らなければいけないので
事務仕事にみっちり取り組むのが
難しいという意味です。
そこで昨日は繁盛ゴールドスクール会員用の
会報誌と今月の定例セミナーの為の
資料を仕上げ終わりました。
来週には定例セミナーなので
会員さんに会えるのが
非常に楽しみです。
先日の話なんですが
2月に来て以来
来店していないお客様がいて
その子は高校生の頃から来ていて
今大学を卒業して
社会人2年目です。
今はトヨタで営業をしていて
職場も火曜日が定休日なので
就職してから
ちょっと来店サイクルが
長くなる事もありました
それでも常に1ヶ月半くらいに
1回来店していたのですが
ちょっとここ最近見てないな
と思った時に予約が入りました。
元々ネープは刈上げで
サイドは2ブロックで
ちょいちょい自分で刈り直したり
友達にやってもらったり
といった感じだったので
また今回もそんな感じかな
と思っていました。
そして来店した時は
全然短い感じでどこ切るの?
と言った感じだったのですが
よくよく話を聞いてみると
月曜日に会社の飲み会で
変な話の流れから
明日の休みに全員イメチェンして
髪を切ってこよう
という話になったそうです。
僕は短いですよ、と言っても
そこは体育会系で酒も入っている事もあり
そんなの関係ねぇ、と
聞き入れてもらえなかったので
これは能重さんにしか
相談できないな
と来店してくれたそうです。
とても嬉しい一言でした。
それまでも大学生の頃から
色々なスタイルの提案をしてきて
様々な髪形にチャレンジして
その子の好みや趣味嗜好も分かっているので
そう言った相談に来てくれたのでしょう。
必ずしも1度他に行ったから
失客という訳ではありません。
逆に言えばどうにもならなくなったとしても
いざとなったらあそこに行けば
という認識を持ってもらえていれば
例え他に行っても
必ず戻ってきてくれるでしょう。
人は比べる対象が無ければ
良いも悪いも分かりません。
牛丼屋さんの味や値段や接客を知っているから
ちょっとデートで良いお店に行った時に
優越感に浸れるんです。
あなたのお店がどんなに良い事をやっていても
あなたのお店しか知らなければ
その人に取ってはそれが普通です。
他のお店に行って
こんな事されるの?
あれはやってくれないの?
と感じた時に初めてあなたのお店に
特別感を抱いてくれます。
他のお店に行かれても
全く困らないように
常日頃から他では味わえない
サービスや接客、カウンセリングを
心がけていきましょう。
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2017年6月9日(10:09 AM) | カテゴリー:購買心理学
注文数を増やす魔法の言葉
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
昨日で長い長いゴールデンウィークが終わり
今日から通常に戻ります。
何かとてもこの1週間が
私は長く感じていました。
朝の通勤の空き具合や
お店の外の空気感など
毎日が週末のような感じで
明日行けば休みか?
と毎日思っていました。
ようやく本当に
明日お休みになります。
ゴールデンウィークの間
どのお客様も
「ドコドコに遊びに行ってきた」
「あれを食べてきた」など
沢山報告を頂きました。
カレンダー通りだったり
月火休んで繋げて
9連休だったりと
羨ましい限りですが
そんな話ばかり聞いていると
私も毎日遊びに行きたくなります。
朝のニュースでも
ここではこんなに混んでる
あそこは穴場などと
毎日のように紹介していて
行ってみたいなぁと
思っていました。
やはり周りが同じ話題を
何度も何度も繰り返し
取り上げていると
普段はそうは思わなくても
何となくだんだん洗脳されるというか
そうしてみたいなと思ってきてしまいます。
パーマのお客様が何人か続くと
「あ、なんかパーマもいいな
掛けてみようかな」と思いますし
派手なカラーの人が続くと
「自分も染めてみようかな」
と思ったりします。
あなたもそう思った事はありませんか?
これは心理学的に
「同調行動」と言って
特に日本人によく見られる傾向ですが
自分が何とも思っていなくても
人が良いというと
良さそうに思ってしまったり
行列しているお店を見ると
あんなに並んでるって事は
さぞいいお店なんだろうな
と、自分も体験してみたくなったり
これを宣伝に応用したのが
お客様の声ですね。
こちら側から言うと
どうしても売込み臭がぬぐえないのですが
それを体験したお店に利害のない人が
進めていると売込み臭はなくなって
「そんなに良いんなら試したい」
と思うようになるんですね。
こうやってどんどん
他の人の言葉を借りて
宣伝していかなければ
お客様は何かすすめられたとしても
縦に首は振ってくれません。
かといってお客様の声を
集めるのはなかなか難しいですし
時間もかかります。
そこであっという間に
同調行動をしてもらう為の
魔法の言葉を教えます。
その言葉は
「このメニューをやるほとんどのお客様が
一緒にこのメニューをやってますよ。」
この一言です。
カラーをするお客様に
トリートメントを進める時などに
素晴らしい効果を発揮します。
あなたもアマゾンなどの
ネット通販で
「この商品を買った人は
一緒にこの商品も買っています」
などという文章を見た事が
あると思います。
やはり「皆買ってるんなら買ってみようかな」
と思わされてついで買いをしてしまうんです。
そうやって他の人と同じように
した方がいいですよ
と促して注文数を上げていきましょう。
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2017年5月8日(9:24 AM) | カテゴリー:購買心理学
何でも一度試してみる
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
あなたのお店はクレジットカード決済を
導入していますか?
私は元々クレジットカードは
持つとあっという間に
限度額まで使ってしまう恐れがあるので
持つのをためらっていました。
ですがあるセミナーに出た時の
本編からちょっとそれた話で
これからは現金が危ない
という事を聞いてから
ちょっとづつ考え方が変わり
今ではそれなりなカードを
持つようになりました。
前までのカードを拒んでいた時は
自分の意識レベルで拒否していたので
どれくらい得になるのか
どのくらいメリットがあるのかなど
まったく調べようともしなかったし
そういう情報も入ってきませんでした。
ですがそうやって興味を持つと
情報という物は自然と入ってくるようになり
こんな事もできるのか
あんな得もするのか
と知って行くようになります。
そしてお店に導入するとなると
手数料などの問題もあり
導入を先送りにしていたのですが
簡単な決済会社なども増えてきて
去年の末に導入を決意しました。
それからのお客様からの反応は
実は意外と驚くものばかりで
「お店自体は気に入っていたけど
実はカードが使えないのだけ不満だった」
と何人ものお客様から言われました。
実際お客様からの要望って
そのほとんどがお客様の口から
聞ける事はないに等しいです。
そのサービスを導入してから
こんなの待ってたのよ~と
言われることの方が多かったりします。
そしてその後のカード利用者の
多い事多い事。
もちろん利用者が多ければ
その分手数料も多くはなりますが
その分メリットもたくさんありました。
1つは高額商品が前よりも
たくさん売れるようになった事です。
ウチのお店の縮毛矯正は
ショートで2万円からで
業務用アイロンも2万円で販売しています。
その注文率は圧倒的に上がりました。
店販商品の購入率もかなり上がります。
どこのお店もだいたいレジ横に
商品が陳列されていると思いますが
仕上げの会話の中でそのお客様にあった
スタイリング剤を提案しておいて
最後会計時に「この商品が
さっき話してたやつですよ~」
というだけにします。
そしてその商品の横に
「クレジットカード利用可」
と書いておくだけで
今持っている現金が減らないから
まぁいいか、と買って行ってもらえます。
それだけで簡単に手数料分なんて
回収できてしまいます。
更に良い副作用なのが
これはやり始めてから気付いたことですが
銀行へ行く事が少なくなりました。
現金支払いだけの時は
売上金の入金や釣銭の両替など
週2回以上は銀行へ行っていましたが
今は現金自体入ってこないので
月3回くらいしか銀行へ行かなくなりました。
それだけでかなりの労力と時間が
浮く事になりました。
こうやってやってみないとわからない事も
沢山ありますし、やってみて初めて分かる
良い事もたくさんあります。
是非食わず嫌いをせず
何でも試してみる癖をつけてみてください。
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2017年5月5日(10:18 AM) | カテゴリー:購買心理学
希少価値を前面に押し出す
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
今ジャガイモが急激に
不足しているのを知っていますか?
そのおかげでポテトチップスを
製造する材料が足りず
在庫切れしているお店が
相次いでいます。
やはりそういった状況になると
頭のいい人がいる物で
大量に買い占めて
オークションなどで高値で
売っている輩もいるほどです。
何度かニュースやワイドショーなどでも
出てきているので知っている方は
知っていると思いますが
ポテトチップス12袋1箱で
2万円とか3万円という
ありえない金額が設定されています。
別に金額を設定するのは
出品者の自由なので
幾らに設定しても構わないのですが
高額に設定しても
売れなければ何の意味もないのですが
そんなバカげた金額設定でも
入札している人がいるので
世の中何が売れるか本当にわかりません。
ですがこれは本当に
希少性の原理という
心理学の典型的なパターンで
数日前まで当たり前に売られていて
全く欲しいとも思わなかったし
生活に必ず必要ではない物でも
「売り切れ続出」とか
「限定」という言葉だけで
欲しい!と思い込んでしまいます。
世の中でトラブルがあると
更にその兆候は顕著に表れてきます。
数年前の震災直後などは
物は沢山あるのに
ただ道路事情などで配送が遅れていて
一時品薄になっていただけで
スーパーやホームセンターには
物を欲する長蛇の列ができ
ガソリンスタンドでは
左車線をつぶして
ガソリンを欲する人の列ができていました。
もうなくなっちゃう!
たったこの一言でポテトチップスが
1袋3千円まで跳ね上がるわけです。
こういった事が世の中の相場を
左右しています。
足りなくなれば欲しいという人が増えて
欲しいと思う人が増えれば
もっとお金を払うから譲ってくれ
という人が現れて
その競り合いで一番高い金額を
払った人の手に渡っていきます。
逆に物がたくさんあると
人はいつでも手に入る物は
あまり価値を感じないので
在庫が多くなれば
欲しいという人が少なくなり
今度は「この金額でいいから買ってください」
と値下げ競争が始まります。
これが需要と供給のバランスなわけですね。
そして美容室は典型的な後者になっています。
美容室の件数はコンビニの倍とも言われ
駅前などではぐるっと一周目線を見渡せば
簡単に数件の美容室を見つける事が出来ます。
ですが、だからと言ってあなたのお店も
値段を下げなければいけない
というルールはどこにも存在しません。
逆にあなたのお店だけでしかやっていない
新メニューを導入する事で
そこに希少性が生まれ
他店と競争することなく
高い金額で売る事が出来ます。
だからこそ今の時代の救世主は
周りのお店がやっていない新メニューです。
是非色々な新しい物を取り入れて
希少価値を出してみましょう。
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2017年4月16日(9:07 AM) | カテゴリー:購買心理学
伝えにくい事ほど先に言う
From支店の事務所より
おはようございます。
能重です。
先日本店の方で私がいない時に
スタッフがお客様からお叱りを受けたそうです。
パーマでご来店したお客様
初回来店した時はちょっとクセがある方だったので
(髪がじゃなくて)私が担当しました。
その方がパーマでご来店
来店した時からちょっと変な空気を
醸し出していたようですが
普通に施術を進めて
カットをしてワインディングをして
薬を付けてテストの段階で
このロッドを外して!と指示
自分でテストし始めたようです。
そして私は掛かりにくいからもう少し時間置いて
と言われ、少し放置して
2液へと施術を進め
アウトして仕上げをして
もう終わるという時に
パーマ強すぎない?
チリチリじゃない!と言い出したそうです。
とりあえずある程度アフターカウンセリングをして
事なきを得たそうですが
これからまだそのお客様から
何らかのリアクションがないとも言い切れません。
自分でテストさせろという人は
そうそういませんが
私は掛かりにくいとか
この部分がいつも染まらないなど
自己申告してくるお客様って
必ずいると思います。
こういったシチュエーションは
どこのお店でもあると思いますし
あなたも経験があると思いますが
こういった時はどうしていますか?
実際に私はこの場に立ち会っていないので
正確な話や細かい話まではわかりませんが
ここで私が問題だと思った点は
2つあると思います。
あなたはわかりますか?
1つは来たと同時に変な空気を
醸し出していたからと言って
いつもとは違う接客をしてしまった事。
腫れ物に触るような対応って
こちらとしては精いっぱい丁寧に
やっているつもりなのですが
相手にはそうは伝わらなかったりします。
気を使っている接客がお客様から見たら
自信なくオドオド仕事をしていて
この人本当に大丈夫なのか?
と不信感に変わっていったりします。
私はこういったお客様は割と得意で
誰も区別も差別も特別扱いもせず
平等ですよと毅然な態度で仕事をすると
意外と心を開いてくれたりします。
そしてもう一つが素人が
技術の事に口を出してきて
それを聞いてしまった事です。
聞いてしまう事が悪い事ではないのですが
その責任の所在を明確にしなかった点です。
もう少し時間を置けと言われて
私はちょうどいいと思いますが
もう少し置くのは構いませんが
後で強すぎたと言われても
責任は取れませんよ。
其れでもよければいくらでも時間は置きますが。
くらいの事は言っていいと思いますし
私は実際によく言っています。
でもそういった事ってやっぱり言いにくいですよね。
でも言いにくいと感じた事ほど
先に言っておかないと後で揉めた時に
大変な事になります。
例えば今日はいくら掛かります。
このくらいの時間掛かります。
というのは、「えっ、こんなに掛かるの!?」
と言われたらどうしよう・・・
と思うといいづらくなります。
そして施術が終わって会計で
高い!だの遅い!だのと揉めるのです。
あなたもちょっと言いにくいなと思った事は
出来るだけ早い段階でお客様に伝えるようにしましょう。
それだけで美容室のクレームの8割は
なくなりますしお客様の希望をかなえやすくなりますよ。
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2017年3月26日(10:56 AM) | カテゴリー:購買心理学
相手の心を利用する
From水道橋のカフェより
おはようございます。
能重です。
今日は交代のお休みの日で
心理学のセミナーを受けに
水道橋まで来ています。
心理学は経営をする上で
営業をする上で
必須と言っても過言ではないので
私は積極的に学んでいます。
ですが心理学というと
何か騙されて壺でも買わされるんじゃないか、とか
メンタリストのDAIGOさんのように
選んだカードを当てるのか?
といったようなマジック的な事を
連想される方も多かったり
心理「学」という学問だから
敷居が高いんじゃないか?
と思ったりする方も多いのですが
もっともっと日常にあふれていて
当たり前の事だったりします。
例えば同じ商品でランクが中・下とあったら
ほとんどの人がとりあえず下を頼みます。
そしてランクが上・中・下とあったら
ほとんどの人が真中を頼みます。
これはあなたもたくさん経験があると思いますが
人は損をしたくないという心理がものすごく強いです。
そして同じものを買っても
中で高い金額を払って損をするなら
下で安い商品で損をした方が
金額が安い分傷は浅い
と心理的に考えてしまうわけです。
ですが上・中・下と3段階になると
上で損をするのは嫌だけど
下でしょぼすぎるのも嫌だな
それに下を注文するのもちょっと恥ずかしいし・・・
という心理が働き中の商品を注文するのです。
それは例えメニューが中・下の時と
上・中・下の時で、中・下の部分が
内容もっ金額も全く同じだったとしてもです。
という事は人は基本的に
その商品の内容や金額を吟味して
選択して購入しているつもりでいますが
心理的にお店側に選ばされて
買わされている、という事も
日常的に大いにあるわけです。
お店の人が「この商品良いですよ」というよりも
そのお店に行ったお客様が
「あの商品良かったわよ」という方が
何となく信用できるのも心理的要素です。
お店の人の場合は
売り込みなんじゃないか?という
心理が働きますが
お店と関係ない人がいいと言っていると
裏がない素直な意見と思って
受け止める事が出来るわけです。
そうやって日常何か注文する時や
物の評判を聞く時に
そこまで深くは考えていないけど
心理的に、本能的に
考えて、感じて、受け止めて
決めているようで決めさせられている
という事が多々あります。
あなたのお店でも心理学を上手く
応用しながら販促物を作ったり
カウンセリングをする事で
あなたが売りたい商品や
進めたいメニューを押し売りすることなく
逆にお客様の方から
それやって!と言ってもらえるように
なりますよ。
あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。
追伸
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2017年3月9日(1:27 PM) | カテゴリー:購買心理学
高いのは値段じゃない
From本店の事務所より
おはようございます。
能重です。
予定では19日の仕事が終わってから
日本を経ち、クアラルンプールを経由して
13時間掛けてバリへ行き
一週間後の今日には
もうバリから帰国する予定です。
それなのにまだ支度が半分も終わっていません。
でも私は追い上げ型なので
これからワッと終わらせる予定です。
もし間に合わなかったとしたら
もうパスポートや航空券など
絶対必要な物だけ抑えておいて
後は現地調達です。
でも根が貧乏性なので
ある物をわざわざ向こうで買うのは嫌だから
あれも持って行こうこれも持って行こうと
荷物がパンパンになりがちです。
どうしてもお金をなるべく使いたくないのです。
だから小さい頃から
常に値段と価値の事を考えて
買い物をしてきました。
それが今になってとても役に立っているのですが。
例えば一般的に値段が安いというのは
1000円よりも500円の方が安い
という風に数字の面ばかりに
目が行きがちですが
同じ1000円の物が2つあったとして
一方の方が丈夫だったり
性能が良ければ値段は全く一緒でも
安いと言える事もあります。
そして例えば1万円でも
価値が高かったりお得であれば
安いと感じる事もありますし
100円ショップで買った物でも
買った日に壊れてしまえば
100円でも高いと感じる事もあります。
後は値段だけでなく全く同じ値段で
同じだけの価値がある物でも
それをやるのにものすごい楽だったり
時間が今までの半分だったりすれば
これは安いと思ってもらう事も出来ます。
という事は一般的にはほとんど数字だけで
高いか安いか判断しているけど
本来の高い安いという所は
別の部分にあるという事になります。
でもなぜ一般的には値段だけで
価値を決めてしまうのでしょうか?
それは売る側の説明不足が主な原因です。
自分達が扱っているメニューや商品は
当たり前ですがどんな事をして
どのくらい時間が掛かって
どれくらいの変化があるかは
熟知しています。
そしてほとんどの人は
自分が知っている事なんて
皆知っている当たり前の事だろう
と思い込んでいるので
それをわざわざ事細かに説明しようとは思いません。
ですが思い浮かべてみて下さい。
あなたが電気屋さんに行って
何か電化製品を買おうとなった時に
色々なメーカーの同じような商品が並んでいて
色々な事が書いてあるんだけど
その違いが良く分からない
この商品とこの商品は何が違くて
これだけ値段が違うんだろう
と思った事が1度や2度ではなく
あったと思います。
それは売る側が「こんな事今更説明しなくても
わかっているだろう」と勝手に思い込んでいる結果です。
だからあなたのお店は決して値段だけで
判断されるのではなく
高いメニューであればなぜ高いのか?
そして高いなら高いなりに
どんないい事があって
実質安い物を買うよりも
断然お得という事が
ちゃんと誰でもわかるようなレベルで
説明できれば値段が高いメニューや商品でも
高いと思われずに売る事が出来ますよ。
あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。
追伸
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2017年2月17日(10:38 AM) | カテゴリー:購買心理学