専門用語は絶対だめ

From東京郊外の自宅より

おはようございます。
能重です。

今日は交代のお休みで
８月のセミナーの準備をする予定です。

でもその前にスーツ屋さんに行かなければいけない。
２８日に従兄弟の結婚式があり
普段スーツなんて着ないので
昔のを引っ張り出して来たら
何かしっくりこなくて
先日の火曜日にスーツ屋さんに行ったのですが
色々な事を言われ結局訳が分からなくなり
いったん帰宅しました。

スーツの形がどーだ
Yシャツの襟がどーだ
ネクタイの種類がどーだ
アクセサリーがどーだ

ハッキリ言って専門用語が多すぎて
何も頭に入ってこなくて
わからないからとりあえず買うの止めよう
という判断になりました。

それから帰ってきて
一応聞いた事を思い出し
更にネットで調べて
だいたいのルールや決まりはわかったので
今日自分で選びにまたスーツ屋さんに
行かなければいけないのです。

もうね、専門用語って外国語に近いんですよ。

でもこういった体験をすると
「自分も分かっていて話しているけど
　お客様に伝わってない専門用語を言ってないだろうか？」
と自分の日頃の姿を顧みたりする
いい体験になります。

レイヤー
シャギー
段を付ける
バング
１液、２液
ロッド
コーム

パッと思いつくだけでもこれ全部
専門用語です。

このような単語を使いながら
カウンセリングしていると
お客様には伝わっているようで
全く伝わっていません。

でもやっぱり人は
自分が知っている事は他の人も知っているだろう
と思ってしまうわけです。

長い間美容業に携わっていると
どれが専門用語でどれが一般用語だか
わからなくなってしまいます。

そんな時はお店の中にいる
一番経験年数が短いスタッフに聞くのが一番いいです。

なぜならそのスタッフは
一番お客様だった時期が近いから。

自分が普段当たり前にカウンセリングで使っている言葉を
思いつくだけ１枚の紙に書きだして
「この中で美容の仕事を始めて初めて聞いた言葉
　意味を知った言葉ってどれ？」
と聞いてみて下さい。

そうすると思わぬ単語が
意味が分からなかったワードとなって上がってきます。

そしてその子が美容を始めるまで
聞いた事もなかった
美容を始めて初めて耳にした言葉と言う物は
一般のお客様にはほとんど通じません。

お客様は意味が分からない単語を
「それどんな意味ですか？」
と聞いてはくれません。
よくわからないけどそうしといてもらおうかな？
くらいな気持ちで返事をしています。

そしてその結果気に入ってくれればいいですが
ほとんどの場合が
「なんか思ってたのと違う・・・」
となってしまいます。

ちゃんと美容師同士ではなく
一般のお客様に通じるような単語を
使っていきましょう。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

追伸
話術を磨くだけでカウンセリングがうまく行き
単価を上げる事が可能です。
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2015年6月26日（1:55 PM） | カテゴリー：売上が上がらない理由